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ワールドインポートツールズ 「スタッフ ブログコーナー」へようこそ!!

このコーナーは、個性豊かで一癖も二癖もある?ワールドインポートツールズスタッフが毎日1人ずつ登場し、好き勝手に”フランク”にお話させて頂くコーナーです♪工具の最新情報はもちろん、工具にまつわる“ギリギリの裏話?”や、果ては全く関係の無い個人的なプライベートなお話(ちょっと恥かしい。。。笑)までと豆知識有り、笑い有り?で幅広くご紹介させて頂きますので、是非楽しんで読んでやって下さい。。。 ブログをお読み頂いて、ご質問、ご意見などがございましたら、どしどしお問い合わせ下さい!皆様のご来店・お問い合わせをスタッフ一同心よりお待ちしております(^^)/


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ツールショーリポート

The report on Aprill 9, 2014

ケルン・ツールショーリポート2014 ~番外編2・工具の歴史探訪記~



こんにちは! 板橋本店の小澤です。

今回はツールショーリポート番外編第2弾です!

前回、KNIPEX(クニペックス)の工場や歴史博物館の見学リポートをさせて頂きましたが、今回はその直後に訪問したヴッパタールの工具博物館をご紹介させて頂きます。

工具の歴史つながりという事で、KNIPEXの方に連れて行ってもらったのですが、ここでは工具の発展の歴史が体系的に展示・紹介されているとの事ですので、早速見てみたいと思います。



しかし、私もまさかここからご紹介する事になるとは思っていませんでした、、、(^^;)

まさかまさかの石器です!! ど~ん!!

なるほど、確かに工具(道具)の始まりと言えば、まさにここからなのでしょう。

紀元前何万年か(?)、という大昔に造られた石を使った道具なのですが、よくこんなものがしっかり原型を留めて発掘されるものだ、と感心させられます。

私は学生時代に少しですが考古学をかじった事もあるので、何だかその頃が思い出されて懐かしく感じました、、、(^^)

初期の石器は石を割ったり削ったりしただけの単純なものでしたが、展示されていたヤジリや石包丁の刃はかなり鋭利になっているのが見て取れます。



少し発展してくると石の加工技術も進歩します。

左上は石に穴を開ける道具で、原理は火起こしと同じ方法です。

そうして加工された石はより高度な道具、武器、装身具に変貌します。



青銅器時代到来!

現存する青銅は色が変色して青くなってしまったりしていますが、当時は金ピカだったと思われます。(色は添加する錫の量によって赤銅色、黄金色、白銀色と様々だそうです)

青銅器の登場で農耕器具も発達し、今までの狩猟採集中心の生活から、農耕を中心とした生活へと移行していったものと思われます。

ちなみに、日本の場合は青銅器と鉄器がほぼ同時に伝来した為、青銅器時代というのは無かったとされています。



鉄よりも先に青銅が普及したのには、見た目が綺麗とか錆び難い性質だとか、いくつか理由はあると思いますが、一番には鉄よりも溶解温度が低く、精錬し易かった事が大きかったと思われます。

青銅器時代は左の様な単純な炉でしたが、次第に技術が向上し、より高温を生み出す事が出来る炉へと進化していきました。

そして、鉄から鋼を精錬する技術が確立されると、青銅よりも入手し易い鉄が普及していきました。

只、青銅も明治初期位まで青銅砲と呼ばれる大砲など、一部では使用されていたそうです。

身近な青銅だと10円玉硬化がそれですね。



そして今から3000年位前には鉄器時代に突入します。

鉄器時代が来ると本格的な道具が製造されます。

ちなみに、青銅器は祭器として使用される事も多かったのですが、鉄器はひたすらに実用的な道具や武器として製造されます。

神話・伝説の時代が終わり、ここから本格的に人間が人間を殺戮する時代が来たとも言えるかもしれませんね。



時代が進むとかなり複雑な造形物が登場し、加工技術の進歩は一目瞭然です。



15~16世紀になるともう現代の工具の原型とも言えるものが登場してきています。

ちなみに右は初期のドリルだそうです。

考えてみればもうこの頃には銃があった位ですから、これだけ発展していても当然ですね。

ヴッパタールなどはドイツ産業革命の中心地でもありますが、既にこの頃から多くの鍛冶屋が活躍する工業地帯でした。

この辺りは起伏が激しく農業に適さない土地だった為、必然的に風力や水力を利用した工業が発展していったそうです。

18~19世紀の工具や機械は前回のKNIPEXミュージアムの展示もご参照頂ければと思います。



こちらは昔の工具箱とスーツケースだそうで、どちらも19世紀のものです。

こういったものに工具を詰めて、行商に出ていたそうです。

又、印刷技術の発展からカタログを作成し、海外にも売り込みに行っていたとの事。

もう現代と大きな違いはなくなってきていますね。



産業革命到来!!

かなり巨大な機械ですが、何と!

蒸気機関を利用した工具(機械)だそうです!!

しかし本当にでかい!!



この蒸気機関からベルトが伸びていて、遠くに有る機械を動かすのですが、これだけ大きい装置を使いながら、実際の作業はちょっとしたドリルだったりグラインダーだったり、、、

まあ、複数台同時に動かせるのでしょうが、これだけの装置を動かしておいてこの程度の作業?という感じでした、、、(^_^;)

実際その不便さと、燃料輸送コスト、そして直ぐに電気の利用が始まった事から、蒸気機関を工具に利用したのはほんの僅かな期間だけだったそうです。

しかし、炭鉱の近くなどでは簡単に石炭が手に入った為、ある程度使用されたそうです。

只、石炭が採れない地域では1930年頃まで水車が利用されていたところもある様で、19世紀半ばから20世紀初頭まで、水車、蒸気、電気などが入り乱れ、地域格差がかなりあった様ですね。



もうこの頃は非常に高度な工具が登場しており、見た目にも現代と殆ど遜色が無いですね。

右は何と初期の電動ドリルだそうです!!



こちらはヤスリです!!

当初は平たく伸ばした鉄の板にクサビとハンマーを使って、手作業で目立てをしていたそうです。(1分間に200回打ち付けるそうです!!)

対して右は手動のヤスリ製造機!

右写真左下あたりにあるクランク状のハンドルをくるくる回すだけで、その先にセットされている鉄の板が自動的に少しずつズレて、そこに断続的にクサビを打ち付けて刻みを付ける事が出来ます。

いや~頭いいですね~!! (^O^)



そして20世紀にも入ると、この様な高度な機械が登場します。

左は世界初の電気式製鉄機械だそうで、4000℃の高温で1回に1.5tonの鉄を処理する事が出来たそうです。

右は電気式の鍛造機械です。

KNIPEXミュージアムで見た初期の電気式鍛造機械はせいぜいベルトで引っ張っている程度でしたが、そこから50~60年で見違える程進化しましたね!



そして現代へと続いていきます。

見知ったHAZETの工具箱やWERAのドライバーなどが展示されていました。

今までの展示を見た後だと、性能は勿論ですが、デザインからして洗練されていますね!



最後は最先端の技術の紹介となっていました!

石器時代から最先端技術まで、人類の悠久の歴史に思いを馳せる事が出来る、そんな時間を過ごさせて頂きました。

人類の歴史はまさに道具の進化の歴史でもあるのだと思います。

いや~工具の歴史は本当に奥が深いですね。


本日も最後までご覧頂きありがとうございます。

次回はいよいよ最終回。

最後までお付き合い頂ければ幸いです。

という事で今回も・・・ To Be Continued !!

板橋本店の小澤がお送り致しました。